色の変化について

クリーニング後に「色の変化」が発覚されることがあります。

「色の変化」の原因で多くみられるのは「紫外線」。

皮膚や眼に悪いと人体への影響が指摘されることの多い紫外線ですが、衣服の変色も引き起こしているのです。

紫外線による衣服の変色には、直射日光を短時間浴びただけで起こる例から、繰り返し着用するうちにゆっくり進んで、その変化に気づきにくい例まで様々な進行具合のものがあります。

短時間で起こるものには、衣服を干したところ、日光の当たった部分だけが変色した例があります。

この場合は変色部分と変色していない部分との境界が直線的で明確な形になっているので、変化に気づきやすいものです。ところが、繰り返しの着用で紫外線を浴び続け、ゆっくり変色が進む場合は、その進行に気づくことが遅れがちになります。また、繰り返しの着用で汚れが蓄積すると、汚れに色の変化が隠れてしまい、目立ちにくくなります。そんな変色の目立たない衣服も、クリーニングによって汚れが取り除かれると、変色していることが明らかになることがあります。予期せぬ出来事にクリーニングのせいかと疑われることもありますが、本当の原因は紫外線で、それまで汚れに隠れていた色の変化がハッキリしたというのが真相です。

紫外線は肌のシミ、シワ、老化、皮膚ガンの原因など、様々なトラブルの元凶となるものです。

 

放置したしたままの衣類に虫の穴

衣類の穴開きの原因は、5つに大別することができます。

  • 虫食いによる穴
  • 引っ掛けによる穴
  • 鋭利な刃物による穴
  • 熱による(タバコの火など)
  • 薬品等による穴

5つの穴のうち季節によって増えるのが①の虫食いによる穴。着用後クリーニングしないでおくと、虫食いによる被害が多くなります。

繊維を食べる主な害虫は「イガ」とその仲間の「コイガ」など4種類ほどです。

幼虫で冬を過ごしたこれらの虫は春になると、さなぎになるまでの間、ウール、カシミヤ、絹などの動物繊維をよく食べます。好みの動物繊維がないときには、綿、麻など植物繊維や、ポリエステル、レーヨンなどの化学繊維でも食べます。

衣類を守るには、クリーニングを済ませ、清潔な場所に防虫剤と一緒に保管するのがベストです。タンスや衣類箱など、密閉性の高い収納家具ほど効果的です。扉を開閉するクローゼットなどの場合には防虫カバーを併用することをお勧めします。

ホコリやゴミなど、害虫のエサになりそうなものは取り除きましょう。害虫の卵が産みつけられていることもあります。

収納も衣類を詰め込まないほうが効果的です。詰め込むと防虫ガスが行きわたらず、効果が半減してしまいます。そして防虫ガスは空気より重いので上から下へと広がります。

引き出し用は衣類の上に。吊り下げタイプはパイプの真ん中に。

着用後の衣類には皮脂や飲食物の汚れなどが残留。繊維を食べる害虫は、その汚れた衣類が大好物なのです。衣類は常に清潔に。クリーニングで害虫から守りましょう。

是非、弊社、宅配スーパークリーニング美洗舎にご用命ください。

放置した服の汚れはカビの素

カビは高温多湿の時に発生します。その時養分が不可欠です。

カビは何かに寄生して養分をとらなければならないのです。

カビが衣服や靴などに生えるのは、その養分をとるためです。

衣服には、ウール、カシミヤ、ダウンなど、素材そのものがカビの養分になるものがあります。

また、着用後の衣服には、汗や皮脂、飲食時の汚れなど、カビの養分が付着しています。

それらの養分に加えて温度20度以上、湿度70パーセント以上という条件が揃うとカビが発生するのです。被害に遭いやすいのはブーツやバッグなどの皮革製品、次いで繊維製品です。繊維では天然繊維に養分が多いので、カシミヤやウールなどの毛、絹、綿の順に被害にあいやすくなっています。ポリエステルなどの合成繊維でも、汚れが付いたまま放置しておくと、その汚れを養分としてカビが発生します。

衣類のカビは20種ほどですが、クロカビ、ミドリカビ、アオカビなどと、その色で呼ばれています。どのカビも除去しにくく、カビの色素で汚くなるだけでなく、衣服の生地の色を変えてしまう、変色を引き起こしているのです。また、縮んだり硬化したりすることもあります。そうした被害が起きるのは、カビが養分を得るために分泌した酵素で繊維を分解してしまうからです。ですから、変色が目立たないものでも、カビが生えた衣服は劣化しており、着用中に突然、穴があいたり、破れたりすることがあるのです。

カビ予防のためには、「清潔」が重要ですカビの素となる汚れをクリーニングできれいに取り除いておきましょう。

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